「幽霊女子会はなぜ成立するのか?寿命差とホルモンの怪」~幽霊は女性が多い理由を、生物学と進化の視点から探ってみた!

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何で幽霊って女性が多いのだろう?

どうも、こんぬつは!!けだま。です。

先日、✕にてのフォロワーさんとの会話「妖怪って何しろばばあが多いよね?」の話に身体に電撃が走りました!!

Σ(・ω・ノ)ノ!

確かに!!!

お岩さんからお菊さん。果ては貞子に加耶子まで、何故女性の幽霊が圧倒的に多いのか??一般的によく言われる男女の平均寿命が関係するのか??

今回はそこの辺りを深掘りしてみました!!


人間の寿命と男女差

世界的に見ても女性が長生き

世界各国の統計を見ると、平均寿命は男性より女性が数年長いという結果がほとんどの国で共通しています。
日本でも、女性の平均寿命は87歳前後、男性は81歳前後とされ、その差は約6年に及びます。
この差は偶然ではなく、複数の要因が重なって生じていると考えられています。


女性が長生きする理由

ホルモンの影響

女性ホルモンの一つ「エストロゲン」には、血管や心臓を守る作用があります。動脈硬化を防ぎ、血流をスムーズに保つため、心筋梗塞や脳卒中といった循環器疾患の発症を遅らせる効果があるとされます。
一方、男性ホルモン「テストステロン」は筋肉や骨を強くする一方で、攻撃性やリスクテイクを高める働きがあり、「命を削ってでも競争に挑む」傾向を強めてしまいます。

遺伝的な要因

女性はXX染色体、男性はXY染色体を持ちます。X染色体は重要な遺伝子を多く含み、2本ある女性は「片方が壊れてももう片方が補える」仕組みを持っています。
男性はX染色体が1本しかないため、異常が起きた際のバックアップがなく、病気や不調に弱くなりやすいと考えられています。

社会的・行動的要因

生活習慣も寿命差に影響します。
統計的に男性は喫煙・飲酒率が高く、また危険な行動をとる割合も高めです。交通事故や労働災害のリスクも男性が優勢です。
さらに、病院に行く頻度も女性のほうが高く、健康診断を受ける率も上回っているため、病気の早期発見につながりやすいのです。


人間以外の哺乳類における寿命差

メスが長寿なケース

ライオンやゾウ、イルカ、コウモリなど多くの哺乳類で、メスがオスよりも長生きします。
理由は、人間と同じく「繁殖戦略」と関係しています。

  • オスは縄張り争いや繁殖競争で命を落としやすい
  • メスは子育てのため、長命である必要がある
  • オスは立派な角やたてがみなど「繁殖に有利な装飾」にエネルギーを消耗しやすい

飼育下では差が縮まることも

犬や猫などのペットの場合、避妊・去勢の有無が寿命に大きく影響します。ホルモン分泌が抑えられることで病気のリスクが下がり、結果的に寿命差が小さくなるケースもあります。


昆虫の極端な寿命差

カマキリやクモ

カマキリのオスは交尾の後、メスに食べられてしまうことがあります。クモの一部の種も同じく、交尾後にオスが命を落とすことがあります。これは「オスが命を差し出してでも遺伝子を残す」という戦略です。

ハチやアリ

社会性昆虫では、さらに極端な寿命差が見られます。

  • 女王アリや女王バチ:数年〜十数年生きる
  • 働きバチ(メスの不妊個体):数週間程度の寿命
  • オス(雄バチ):交尾後すぐに死亡

女王だけが「長期的に繁殖を続ける存在」として設計されているのが特徴です。


魚に見られる寿命差

メスが長生きする魚

グッピーやメダカなどでは、オスが派手な色を持つため捕食者に狙われやすく、結果的にメスのほうが長寿になりやすい傾向があります。

サケのような例外

サケは産卵後に命を落とす「一生に一度きりの繁殖」を行う魚です。オスもメスも産卵後に死にますが、オスは闘争による消耗でさらに短命になることもあります。

チョウチンアンコウの特殊な戦略

深海魚のチョウチンアンコウでは、オスが極端に小さく、メスに寄生して一生を終えるという特殊な繁殖戦略をとっています。オスの寿命は「メスに吸収されるまでの時間」と言っても過言ではありません。


寿命差が語るもの

こうした事例から見えてくるのは、寿命差は「その種の繁殖戦略」によって大きく形作られているということです。

  • オスが競争やリスクを引き受ける種 → オスが短命
  • メスが子育てを担う種 → メスが長命
  • 繁殖後に役割を終える種 → 両方が短命

人間もまた、この進化的背景の影響を受けつつ、社会的要因によって寿命差が広がっているといえるでしょう。


まとめ・そして彼女はひなげしのように強くしなやかに……

この様に見て行くと、女性の幽霊には女性ホルモンが影響してることがわかりますね!!(わからん!!笑)

最後にアグネス・チャンさんの名言を引用してまとめとしましょう。

『その不機嫌はあなたのせいじゃない!!ホルモンのせいなの!!』

う~ん生物学的事実を的確に突いた名言ですね~( *´艸`)

「結局『女性幽霊が多いのはホルモンのせい!』とまでは言えませんが、女性の方が長生きすることは確か。だからこそ怪談でも“しぶとく現世に残る”姿にリアリティがあるのかもしれませんね。」

そういえば、うら若き時代に彼女が歌っていた『ひなげしの花』……

彼女の髪型どことなく幽霊っぽくも見えなくもないと感じるのは、私だけでしょうか?(笑)

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