【後輩十六杯目】
仕事柄山へよく行く。
先日仕事を始める前、上役から電話連絡が入った
👨💼(上役)『昨日、付近で熊の目撃情報が出ました』
ざわ…
🐦(私)『えっ!?付近って何処ですか?』
👨💼『市間橋です。』
🎰(後輩K)『うおっ!!ドンピシャここ!!ジャストなうじゃねーかっ!!』
慌てて、掴んでた市間橋の欄干から手を離す後輩K
🐦『えーと…どうしますか?』
👨💼『十分注意して下さい』
🎰『馬鹿なのか??注意じゃねぇよ!!大体奴ら冬眠してんじゃねぇのか!!何でウロウロしてんだよっ!!』
🐦『まぁ、なかなか寝ない子どもみたいな感じだろうな』
👨💼『十分注意して下さい』
🎰『ワンチャン勝てねえっすかね?』
🐦『いやいや💦野生を舐めるな!!よしんば勝ったとしても熊が可哀想だろ?』
👨💼『十分注意して下さい』
🎰『じゃあ、一体どうすれば…』
👨💼『十分注意して下さい』
🐦『十分注意して下さい』
🎰『……。』
漆黒の熊よりブラックな我が稼業😅💦
【後輩十七杯目】
前回のあらすじ
【結局山にアタックをかける社畜の群れ…】
そんなこんなで、おっかなびっくり山に入った。
不自然な程静まり返ったケモノ道。枯れ枝を踏み締め破れた音がいつもより大きく響く
橋の脇のケモノ道を上がり5分位歩いたであろうか?
🎰(後輩K)『うおっっ!!!!』
🐦(私)『な、なんだ!!』
🎰『向こうのヤブがザワザワいってる!!』
🐦『ただの風だろ?お前?ここまで来てビビってんのか?』
🎰『ば、馬鹿にせんで下さいっ!!べ、別にビビってなんか!!てっ…………!!!!うわーーーっ!!!!!!』
🐦『おい!どうした!!』
🎰『く、クソが落ちてるっ!!』
恐怖に震えるKの指差す方を見やると、確かに大盛りの糞がある!!!!
🎰『や、やっぱり近くに熊潜んでるんじゃ…!!』
怯える後輩K。私も総毛立ったが、ある重大な事実を発見し、Kに告げた。
🐦『安心しろ。これは人糞だ。よく見ろ。ティッシュが乗ってるだろ。』
【後輩十八杯目】
遅くまで仕事を頑張る後輩Kに弁当を差し入れた。
🐦(私)『よっ!!頑張ってるな!!ほら!!差し入れだぞ!!一息入れろ!!』
PCから視線を外し、伸びをする後輩K。
🎰(後輩K)『やったー❣️待ってました!!で?弁当何個買って来たんすか??』
🐦『バカかっ!!普通は何弁当です?って聞く所だろ?なんだ?何個って……一個に決まってんだろ!!』
🎰『何弁当っすかー』
🐦『じゃ〜ん❣️崎陽軒のシウマイ弁当だ!!美味しいぞ〜🎵』
🎰『普通っすねー』
買って来甲斐のない奴である。
そして、一息入れて弁当を広げる私達。
🎰『あっ!!アンズがあるー!!先輩っ!!先輩のアンズ下さいよっ!!先輩食わんでしょ?』
🐦『バカかっ!!このアンズはな〜シウマイ弁当のある意味扇の要。先に食べればクチに広がる清涼感で食欲が湧くし、途中で食べれば立派なおかず。もし食後まで取っておいたなら至高のデザートにもなるんだぞ。まさに打ってよし、守ってよし、走ってもよしの三拍子揃ったーー』
🎰『だから、2個ありゃ、おかずにもデザートにも出来るじゃないっすか〜🤣』