イソヒヨドリの正体はツグミ?小泉今日子と重なる『孤高のアイドル』な生き様とは?

踏切の警報機の上で熱唱する青いイソヒヨドリと、それを見つめるハシビロコウの対決イメージ。看板には「なんてったってアイドル」の文字。

午前2時。静まり返った街に、突如として響き渡るフルートのような美声。

「一体、こんな時間に誰が歌っているんだ?」と目を覚まし、正体を探った経験はありませんか?

その主は、鮮やかなブルーの羽をまとい、磯辺から都会へと進出してきた孤高の鳥、イソヒヨドリ

実はこの鳥、調べてみるとその生態から生き様まで、ある「伝説のアイドル」と驚くほど重なる部分があるのです。

今回は、早起きハシビロコウこと「けだま。」が、踏切の警報機の上で見つけた「青いアイドル」の正体を徹底解説。さらに、彼女――小泉今日子さんの歩みとリンクさせて語る、ちょっと意外でエモい「イソヒヨドリ考察」をお届けします。

これを読めば、明日からあなたの街で鳴くあの鳥が、まるで「なんてったってアイドル」に見えてくるかもしれません。

【この記事でわかること:3つのポイント】

【この記事でわかること:3つのポイント】

  1. イソヒヨドリの正体:名前に「ヒヨドリ」と付くが、実はツグミの仲間であるという「経歴詐称(?)」の秘密。
  2. 都会で響く圧倒的な声量:彼らがなぜ、ビル街の騒音に負けないほどの美声で歌い上げることができるのか。
  3. 「孤高」という共通点:群れをなさず、自らの居場所を切り拓いてきたイソヒヨドリと小泉今日子さんの、意外すぎるシンクロニシティ。

目次

夜明けを支配する「青いアイドル」イソヒヨドリ

午前2時の踏切で出会った「最強のライバル」

皆さんこんにちは。鶏を起こして回れるほどの早起きが持ち味の けだま。です。

実は最近、困ったことが起きています……。

ニワトリを差し置き、鳥界の明けの明星を気取っていた、この私「けだま。」ことハシビロコウに、強力なライバルが現れたのです。

私の起床時間が午前3時半。ニワトリが4時ちょっと。この30分が私の独壇場であったのに、あろうことかこの私ですら、この強力なライバルのさえずりに朝起こされている始末……。

図式に表すとこんな感じです。

ライバル > 私 > ニワトリ

このままじゃいけないと、調査のために、ある朝午前2時に踏切まで駆けて行きました。

そこで私は出会いました。踏切の警報機に優雅に止まり、美しいアイドルブルーの羽に、一層美しいフルートの音色のような歌い声……。

イソヒヨドリです!

※夜明けのイソヒヨドリとなんてったってアイドル(イメージ図)


イソヒヨドリ:その生態と「なんてったってアイドル」な素顔

警報機のテッペンで、都会の静寂を独り占めして歌い上げるその正体。まずは、この「青いライバル」のプロフィールを整理しておきましょう。

項目特徴
名前イソヒヨドリ(磯鵯)
分類ヒタキ科(※ヒヨドリではなく、実はツグミに近い)
オス頭から背中が鮮やかな 「アイドル・ブルー」、お腹は赤茶色
生息地元々は海岸の岩場。現在はビルの屋上住宅街のアンテナ
鳴き声「ツピツピ」「ルリルリ」と非常に澄んだ美声

えっ!?ヒヨドリって芸名なの??

ツグミの仲間なのに「ヒヨドリ名義」で活動する理由

地上3メートルほどの高さに陣取ったイソヒヨドリ。

私が下から見上げていることなどお構いなしに、気持ち良さそうに歌っています。まるで「ここが私のステージだ」と主張しているように。

よくよく耳を澄ますと、歌のバリエーションが実に豊富です。

姿かたちはとても引き締まっていて、普段からの厳しい鍛錬が窺えます。

そして何より耳をひくのが、とにかく 声量がデカいっ!!

実はこの彼、大きな 「経歴詐称(?)」 を抱えています。

名前に「ヒヨドリ」とついてはいるものの、中身は「ツグミ」の仲間。ボサボサ頭で「ピーヨ!」と叫ぶあのヒヨドリとは、事務所も音楽性も全く異なる別個体なのです。

例えるなら、清純派アイドルとしてデビューしたのに、中身はゴリゴリのロックンローラーだった……そんなギャップすら感じさせます。

  • 驚異の「七変化」:複雑なフレーズを組み合わせ、時には他の鳥の鳴き真似まで取り入れるテクニシャン。その歌のバリエーションは、まさに 『ヤマトナデシコ七変化』
  • 地声が「なんてったってアイドル」:この圧倒的な声量は、本来は「波音にかき消されないように」と海辺で鍛え上げたもの。マイクを通さずともスタジアムの隅々まで声を届ける伝説のスターのようです。
  • いたずら好きな「魔女」の素顔:非常に賢く、好奇心が旺盛。車のミラーに映る自分に戦いを挑むなど、予測不能でチャーミングな動きは、時に周囲を翻弄する 『魔女』 的な魅力さえ漂わせます。

【珍説】イソヒヨドリ=小泉今日子説を提唱する!

なんてったってアイドル!?

警報機の上で、誰に聴かせるでもなく『ルリルリ』と喉を震わせる彼。 その姿を見ていたら、ふと、あの頃の彼女の言葉を思い出しました。 『なんてったってアイドル』――。 周囲がどうあろうと、自分は自分。 磯辺から都会へと活動の場を広げた彼もまた、自分自身のステージを必死に守り抜いてきた『ヤマトナデシコ(?)』なのかもしれません……。

ここで私は、一つの仮説を提唱したいと思います。『イソヒヨドリ=小泉今日子説』ということ。一見、無茶苦茶に聞こえるかもしれませんが、その共通点を探れば探るほど、両者の姿は重なっていくのです。

元々は「渚のはいから人魚」だった?

先ほど解説したように、元々海辺の岸壁に暮らしていたイソヒヨドリ。徐々に生息範囲を拡げて街中まで進出してきたバイタリティーは小泉今日子のアイドルという枠組みに捉われず女優・執筆などマルチに活動の場をひろげてきた彼女の生きざまに通ずる所があります。

デビュー当時の事務所の意向であった『微笑少女』というキャッチコピー。その枠に収まることを良しとせず、自ら髪を切り落とした彼女は、まさにバイタリティーの鬼と言えるでしょう。

並みのアイドルなら「見逃してくれよ!」じゃ済まない大問題です。

木枯しに抱かれようが、優しい雨が降ろうが

イソヒヨドリは、慣れない街中の環境においても一年中縄張りにとどまり、好き嫌いなく何でも食べて生き抜くタフな鳥です。

決して群れることを良しとせず、孤高にして凛と立つその姿。それは、伝説の「花の82年組」としてデビューしながらも、抜群の歌唱力を誇る中森明菜。爽やかさが売りの帰国子女早見優。そしてドジでのろまな亀にさえも人気において後塵を拝し、先行する同期たちの背中を最後列から見つめていた彼女の不遇時代の境遇と重なります。

けれども彼女は、安易に周囲と群れる道を選びませんでした。 彼女の努力は「優しい雨」の日も、「常夏」のあの日も、そして冷たい「木枯しに抱かれる」あの日もひたむきに続け、ついには現在の私たちの知る永遠のアイドル・キョンキョンが誕生したのです。

365日、自らの力でこれまでデフォルトとされてきたアイドル(偶像)というアイコンを塗り替え、孤高にして唯一無二の立場を築き上げてきたそのパワー。 だからこそ、私たち氷河期世代は、今もなお彼女を「カッコイイ大人」の代名詞として仰ぎ、尊敬の念を抱き続けるのではないでしょうか。

編集後記・あなたに会えてよかった

私が見つめていたイソヒヨドリ。5分ほど「ルリルリ、チュピチュピ」とさえずった後、「もう、ここには用はない」と言わんばかりに、ふいっと飛び立ちました。

月ひとしずく掛かる午前2時。 艶姿七変化を見せてくれた、素敵なラブリーボーイクライマックスをご一緒にしたと思ったらスッと飛び立つ、そのツンデレぶりはまるで夜明けのMEWのようです。

早起きの甲斐がありました。 まだまだ早すぎるGOOD MORNING-CALLを残して、 次の会場(ステージ)へと飛び立つ、青い鳥。

海辺から街へ、アイドルから表現者へ。 居場所を自分で作り上げてきた両者の共通点は、『自分を生きる』という覚悟にあるのかもしれません。

あなたに会えてよかった。

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