「もし、あなたが高度7,000mから『パラシュート一本』で放り出されたら、笑っていられますか?」
4月12日は、人類が初めて宇宙へ到達した記念すべき日。教科書には載らない「世界初の宇宙飛行士ガガーリン」が選ばれた驚愕の裏側をご存知でしょうか?
- 実力は2位だった? なぜ「顔」だけで英雄に選ばれたのか
- もはや処刑? 生還率を無視した「空飛ぶミートボール」帰還法
- 現代のビジネスにも通じる「愛され力」の正体
「地球は青かった」という美しい言葉の裏に隠された、泥臭すぎる米ソ宇宙開発競争のガチンコ舞台裏を、ITリテラシーがダチョウ並みの私・けだま。が、185cmの巨漢後輩Kを調理しながら3分で解説します。
【当ブログの住人たち(初めての方へ)】

けだま。:活字中毒の中年。ホントは宇宙兄弟より叶姉妹に興味津々。



後輩K・20代後半。無重力ならぬ無気力遊泳で社会の荒波を乗り切る「愛されヤカラ」。
皆さんこんにちは。夜空で星を見て神話を語る……なんて高尚な趣味を一切持ち合わせていない俗物、けだま。です。
先日、私の愛しき後輩Kが星を見ながらこんな事を語りました。



抱きしめたいくらいロマンティックな星空っスね~♪ねぇ、先輩?先輩は子供の頃の夢ってありましたか?



そうだな。公務員か団体職員ってところかな。お前は?



宇宙飛行士かフィギュアスケーター♡♡



ユーチューバーか関取の間違いじゃないのか?しかし宇宙飛行士といえば、ちょうど65年前くらいの今日、4月12日は世界で初めて有人宇宙飛行に成功した記念日なんだぞ。



65年前っっ!?まさかそんな前の話とは知らなかったっス!!そもそも宇宙と空の境目ってどこにあるんです?
米ソの意地の張り合い!「宇宙競争」という名のガチンコ対決
いいか?宇宙戦争なんて物騒なもんじゃない。当時はアメリカとソ連という二大国が、「どっちが先に宇宙へ行けるか」という、国家の威信をかけた壮絶なマウントの取り合いをしてたんだ。
1961年の今日、ソ連のガガーリンが人類で初めて宇宙へ飛び出したことで、ソ連が歴史に名を刻んだわけだが、実はアメリカも必死だったんだぞ。お前が「フィギュアスケートをやりたい」なんて寝言を言ってる間に、彼らは命懸けで未知の世界に挑んでたんだ。
ちなみに、当時の宇宙船はめちゃくちゃ狭いから、お前みたいな100kgの巨漢が乗ったら、打ち上げの振動で内側からハッチを突き破るのがオチだぞ。
「空」と「宇宙」の境界線?100km先の「カーマン・ライン」
「どこからが宇宙か」なんて、お前みたいな感覚派には難しいかもしれないが、ちゃんと定義があるんだ。国際的には高度100kmが境目とされていて、これを「カーマン・ライン」と呼ぶ。


ここより下は空気がたっぷりあって、お前の大好きな鳥や飛行機が「空」として飛べる場所。ここを超えると空気がほとんどなくなって、翼で空を飛ぶ代わりに「ロケットの推進力」だけで進む「宇宙」になるんだよ。



さっきも言ったが、当時の宇宙船は今の軽自動車より狭かったんだ。人類初の宇宙飛行士ガガーリンも小柄な人だったんだ(157cm)。それにコスト面からも、なるべく体重も軽いほうが好まれただろうな。だからお前は、身長・体重ともにそもそも無理、という悲しい現実があるんだよ。



諦めたらそこで宇宙飛行は終了っス!デカいのはともかく、愛と勇気は誰にも負けてねぇし、何なら友達っスわ!!



あはは。確かに愛嬌はあるよな。そこは合格かもしれんな!ただし『勇気』に関しては疑問だな。お前、普段はオラオラ言ってるけど、案外ビビりじゃないか!!(笑)
性格イケメンが世界を制す?ガガーリンが選ばれた「魔法の笑顔」
お前の「愛と勇気」のうち、「愛(=愛嬌)」に関しては、あながち間違いじゃないかもしれないぞ。
実はな、世界初の宇宙飛行士を選ぶ最終候補は2人に絞られていたんだ。実力は伯仲。じゃあ何が決め手になったかというと、ガガーリンの抜群に素晴らしい性格と、周囲を魅了する明るい笑顔だったと言われている。
これから世界中の英雄になる男だ。気難しくて眉間にシワを寄せた大男より、小柄でもニコニコして誰からも愛される男の方が、当時のソ連のプロパガンダ的にも都合が良かったわけだ。お前もその「愛嬌がウリの見た目ゆるキャラ」だけなら、いい勝負ができたかもな。
ビビりには100%無理!衝撃の「空中射出」帰還法
だがな、問題は「勇気」の方だ。お前、ジェットコースターでも泣き叫ぶくせに、当時の宇宙船の帰還方法を知ったら、その場で失禁するぞ。
今の宇宙船はカプセルに乗ったまま地面や海に着地するが、当時はそんな技術はなかった。どうしたと思う?高度7,000メートル、つまり富士山の倍近い高さで、宇宙船から座席ごと「ドカーン!」と空中に射出されて、そこからパラシュート一本で一人で降りてきたんだぞ。まぁ、控えめに言って公開処刑だよな。
(※注:現在は技術が進歩し、機体に乗ったまま安全に帰還するカプセル方式や着陸方式が一般的です。ご安心を!)
宇宙帰りの英雄が、空から突然畑に降ってきたもんだから、第一発見者の農家の老婆なんて腰を抜かして逃げ出したそうだ。想像してみろ。お前がその巨体で空から降ってきたら、それはもう英雄じゃなくて、ただの隕石(ミートボール)だ。この芸当、お前のその「なんちゃって勇気」でできるか?



………。あっ危ねぇ~っ!色んな意味で危ねぇっっ!そんな過酷な職業だったとはつゆ知らず、結構最近まで宇宙飛行士目指してましたわ!ポテチ食いながら。



あはは。世界中の知力・体力・時の運に溢れた優秀な人材がこぞって目指しているプレミアムな職業だぞ? そんな、寝転んでポテチ食いながらYouTube観てるお前には到底無理な話だと分かってくれたか?



いや~お恥ずかしい!あの頃は若かったっスわ!!



そうだな。あの頃の『お前は青かった』な
編集後記・この星空を見上げて…。
世界で初めて地球を外から見たガガーリンは「地球は青かった」と言い、「ここに神はいなかった。」とも言ったと伝わっています。現在ではリアルタイムで高画質の奇跡の青い惑星を視聴する事も可能ですが、4月12日。今宵くらいはロマンティックな星空を65年前に想いを馳せながら見上げるというのもまた一興ですね。
じっとしてないハシビロコウなんてダサい名前のブログを運営しているこのけだまに、夜空で星を見て神話を語る……なんてキザなことは一切出来ませんが、あなたのそばにじっと佇み寄り添うことは出来るかもしれません。











